御殿場桜の自然な枝姿を活かすため、ガラスの器へ。桜の凛とした表情と、春の華やかさが存分に楽しめます。
アジサイをそのまま飾った作品。時間がつくりあげた自然で、独特の表情があって素敵です。
エアプランツとして人気のチランジアと、野ぶどうのドライを天秤に飾ってオブジェに。お花の表情を活かした作品です。
力強くも繊細な美しさがある、切りっぱなしの山つつじ。眺めるたび、「あるがままの美しさ」を感じさせてくれそう。
杉江薫さん
生け花の師範資格を取得後、フラワーアレンジの世界へ。自宅教室の開催、店舗での委託販売、フラワースクールでの講師活動などを経て、アトリエ「k flueurs」をオープン。現在は月に数回のレッスンの他、花や器の販売を行っています。
ガーデニングを楽しまれている方なら自宅で育てた秋色アジサイを摘み、ツルも公園や山に落ちているものを利用すると、材料のほとんどが、自然そのもので仕上げられます。また、作り方がシンプルですし、失敗しにくいのもおすすめできるポイントです。リースは掛けるだけではなく、置いても可愛いですよ。難しく考えず、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。
お花は咲いているときだけに注目が行きがちですが、つぼみの段階でも、散った後でも、それぞれに趣があって楽しいものです。自然に生きているものなので、私自身が作品をつくるときには、手を加えすぎず、その姿や表情を活かすことを心がけています。今回ご紹介したリースだけではなく、一輪だけを鞄に飾ったり、小さな女の子の髪飾りにするなど、お花は色々な楽しみ方ができるんですよ。